まずは、飼い主が正しい知識を

基本的な治療はインスリン注射ですが、適切な食事療法が治療を補助する大きな要素となります。食事療法は、高血糖である時間をなるべく縮めたり、血糖値の変動をなるべく小さくして、体内のインスリン必要量を節約することを目的にしています。

通常、食後に血糖値が上がります。これは主に食事中の炭水化物に関係します。食後の急激な血糖値の上昇を抑えるには、消化・吸収速度が異なる炭水化物を組み合わせて、一度に集中しないようにしたり、胃の中で水分を吸収しゲル(ジェル)状になる食物線維を配合して吸収速度をゆっくりするという方法があります。

また、肥満によってインスリン感受性が低下している場合には、体重を落とすことによって感受性が高まり、インスリンの必要量が少なくなる場合もあります。とくに猫の場合は、肥満によりインスリンが効かなくなることが多いので、食事療法などで体重を落とすこともおすすめします。