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特殊な糖尿病とその状態
肝炎には、ウイルス性肝炎、アルコール性肝炎、自己免疫性肝炎などがありますが、大部分はウイルス性肝炎が占めています。しかも、ウイルス性肝炎の方に糖尿病の人が多いこともわかっています。理由は、ウイルス感染によるインスリン抵抗性の増大です。
日本国内のウイルス肝炎のほとんどがC型もしくはB型ですが、これらのウイルスは血液を介して感染するもので、ごくふつうの日常生活を送っていれば、感染することはありません。
肝炎やアルコールが原因で肝臓の細胞が破壊されつづけると、肝臓に線維が増えて固くなりなります。この状態を「肝硬変」といいます。 肝硬変になると、肝臓内部の血液循環に異常が生じ、肝機能が果たせなくなります。
また、肝硬変患者の10%が発症するという「肝性糖尿病」は、肝硬変となり肝臓での糖の調節力が低下することで発症します。通常の糖尿病では少なくなっているインスリンが過剰に分泌されます。血糖は食後に高く、空腹時には低いことが特徴です。
食後の血糖を高くしないためには、一度に大量に食べないこと、ブドウ糖の吸収のよすぎる砂糖・菓子類・果物類の食べ過ぎを避ける必要があります。また、少量ずつ頻繁に食事をして、空腹時間を長くしないことも血糖を安定させるためには有効です。
肝臓は、アルコールや薬、不要物などの代謝解毒をおこなっています。ところが、長期にわたってアルコール飲料を過剰摂取すると、肝臓が常に負担を受け続けるために「アルコール性肝障害」が起こります。
日本酒を毎日3合くらい、5年以上飲み続けているとアルコール性脂肪肝に、毎日5合を10年以上のみ続けているとアルコール性肝硬変になる可能性が高いとされています。また、女性の方が、男性よりも肝臓にダメージを受けやすい傾向があり、1日2合の飲酒が続いても肝障害を引き起こす恐れがあるそうです。
・アルコール性脂肪肝:肝臓の中に中性脂肪が溜まってくる病気
・アルコール性肝炎:大酒を飲んだことで肝臓に炎症がおこる病気
・アルコール性肝線維症:肝臓に細い線維のスジが広がってくる病気
・アルコール性肝硬変:肝臓が固くなり、働きが低下してくる病気