薬物療法中は「低血糖」に注意を!

インスリン注射経口糖尿病薬は、正しく使用していれば低血糖や高血糖になることはありません。しかし、残念ながら私たちは毎日を規則正しく生活しているわけではないので、普段の生活とのちょっとした違いから低血糖を引き起こす可能性もあります。
必要以上に血糖値が下がると、以下のような症状が起こります。

血糖値70~60㎎/dl 急激な空腹感・集中力の低下
血糖値60~30㎎/dl 眠気・だるさ・イライラ・頭痛・顔面蒼白・めまい・動悸
血糖値30~10㎎/dl 意識もうろう・昏睡・けいれん

【原因】

* 空腹時の運動
* 食事量の不足
* 食事時間の遅れ
* 薬の量の過剰
* 大量の飲酒

【対処法】

ブドウ糖か砂糖低血糖に気がついたら、必ず「ブドウ糖」「砂糖」を摂取します。

それでも状態がよくならない、または意識がもうろうとする場合などは、すぐに主治医に連絡を取り指示を受けましょう。

処置が遅れると、生死にかかわるような事態になりかねません。周囲の人にも、あらかじめ対応を理解してもらうと、より安心でしょう。

ストレスによる「高血糖」の危険性

インスリン注射で血糖値を下げる肺炎、腎盂炎など重い感染症にかかった場合や、大きな外傷を負う、手術を受ける、妊娠・出産、糖尿病昏睡を起こすなど突発的な事故が起こると、体は大きなストレスにさらされます。すると、血糖値を上昇させるストレスホルモンが多量に分泌され、血糖値が上昇します。

このようなケースでは、緊急に血糖値を下げる必要が出てきますので、普段は飲み薬しか服用していない人でもインスリン注射を行って対応します。

環境や体調の変化によって、血糖値は高くなったり低くなったりするものです。普段と違うことが起きた場合、通常通りの服用で問題がないのか主治医に相談することを忘れないでください。