1回の運動の時間は、少なくても「30分以上」!

有酸素運動は、時間の経過とともにエネルギー源が変化します。

ブドウ糖の流れ

【第一段階】運動開始直後の数分間

筋肉に蓄えられていたグリコーゲンがエネルギー源。

【第二段階】運動開始5~10分後

グリコーゲンにかわって、血液中のブドウ糖がエネルギー源となります。血糖値が下がり始めるのはこのあたりから。

【第三段階】運動開始20分後

ブドウ糖の消費が減り始め、ついに脂肪細胞に蓄えられていた中性脂肪の分解がスタート。中性脂肪から遊離脂肪酸と呼ばれるエネルギー源になります。脂肪が燃える状態に。

脂肪が燃焼される【第三段階】まで持っていくには、1回に行う運動の時間は30分が目安です。しかし、体力に自信のない人がむりをすると膝や腰に負担をかけ、かえって体を壊す危険性があるので注意してください。10分、15分と、徐々に体を慣らしながら、少しずつ運動時間を延ばしていきましょう。

効果的な「タイミング」と「頻度」を見極める

運動療法は、ただやみくもに運動すればいいというものではありません。
有酸素運動の効果を最大限に出すための「タイミング」「頻度」が存在するのです。

タイミング

食事が終わった1時間後くらいが、最良のタイミングであるといわれています。
食後1時間というのは、血糖値が上がっている状態ではりますが、運動をすることによって、逆に血糖値の上昇を抑えようとする急性効果が表れるそうです。

運動を行う頻度

運動を行う頻度有酸素運動後は全身の末梢神経の血流がよくなり、一時的に各臓器の基礎代謝量をアップさせます。しかし、この運動効果は日が経つごとに減り、1週間で元に戻ってしまいます。そこからまた運動したのでは、現状を維持することで精一杯。いつまでたっても代謝量の底上げにはなりません。
基礎代謝量がアップしたまま、運動効果を積み上げていくには、3日置き(週に2回程度)に行うことです。最低でも週に2~3回の有酸素運動を行い、長期的に運動を積み重ねていくことが慢性効果を生み、糖尿病の根本的治療へとつながっていくのです。