食事療法、基本の「3原則」

糖尿病治療での、基本は「食事療法」です。食事療法というと、病院食のような味けない食事を連想する人もいるかも知れません。
実は、健康な人にもオススメできる、とても栄養バランスの取れた健康食なのです。
食事療法を効果的に行うために、以下の3つの原則を守りましょう。
食事時間を決める
(1) 食べ過ぎない
糖尿病の人はインスリンの働きが低下しているので、食べ過ぎるとより血糖値を上昇させる原因となります。医師や管理栄養士等、専門家から指示された1日の総カロリー量を守りましょう。

(2) 栄養バランスを考える
低カロリーの食事をしていても、栄養のバランスが悪い食事では意味がありません。
決められたカロリーで、各栄養素のバランスを考え摂取することが食事療法を成功させる鍵です。

(3) 食事時間を決める
不規則な食事は、β細胞がインスリンをつくるリズムを狂わせ、血糖値に悪影響を与えます。また、肥満の原因にもなります。

「食品交換表」を活用する

食事療法の最初のポイントは、各食品のカロリーと含まれている栄養素を知ることです。
そこで、「食品交換表」(正式名称:『糖尿病療法のための食品交換表<第6版>』)を活用しましょう。食品交換表には、3つの特徴があります。
食品交換表
(1) 80kcalを1単位とする
食品交換表では「キロカロリー」の数字で計算をするのではなく、80kcalを1単位で計算するので、栄養計算が簡単にできます。

(2) 1単位の重量がわかる
食品交換表には、食品ごとに1単位(80kcal)の重量が表示されています。また、代表的なものには目安量(1個・1切れ)なども合わせて表示されているので、買い物も調理も簡単にできます。

(3) 栄養素別に分類されている
食品交換表は6つの食品グループに分けられています。それぞれのグループことに1日の食べる量がきまっていて、それを守ればバランスの良い食事ができるようになっています。